MAC miniの開け方とメイン・メモリの交換

MAC mini(Intel Core 2 Duo 2.0GHz(MB139J/A))はメイン・メモリのコネクタがマザーボード上にあり,上部カバーを開けただけでは交換できません.
各所のホームページで紹介されている旧タイプのMAC miniとメモリの実装位置が異なります.
そのため,メイン・メモリの交換は,結構大変です.自信のない人は避けた方が無難でしょう.
もし,トライする場合は,自己責任でやってください(保障対象外になるのは常識ですね).
なお,このページには写真はありません.もし,もう一度開けることがあったら撮影して掲載します
  (もう,やりたくありませんが).


用意する道具

・ターナー(フライ返し)
  樹脂製のできるだけ薄いものを2個.幅は広い方がよい. ダイソーで入手可.
  金属製は開けやすいらしいが,MAC miniにキズがつくので避けた方が無難.

・+ドライバー
  小物ネジがあるので,先の細い軸の長いものを用意
  先は磁化しているものがよい.

・小型ラジオ・ペンチやピンセット(ネジを拾ったり,つまむため)


上部カバーの開け方

・MAC miniを仰向けに寝せる.
 キズが付かないように柔らかい布を敷くとよい.
 
・ターナーを左右の隙間に入れる.
  片方をターナーの角から入れる.
   結構無理やりこじ入れる感じ
   隙間はテレカ1枚がようやく入る程度
  一方を入れ,隙間を作ったら,一度抜き取る.
  もう一方も同様にこじ入れる.
  最初の方にもう一度,ターナーをこじ入れる.

・ターナーを倒して上部カバーをこじ開ける(内部のフックを外すと取り除ける).
  樹脂製のターナーはあまり深くまで挿入できない.
   ターナーの厚さに依存するので,どの位差し込んだらよいかは
   ケース・バイ・ケース
   使用した物では,両方とも1cm位までしか入らなかった
  片方のターナーを外側に倒す.
   内部の爪が外れる.
  もう一方も同様に行う.
  上部カバーをゆすると取り外せる.
   本体を落とさないように注意.

【参考】ここまでは,各所のホームページで写真付きで紹介されているので,
    参考にするとよいでしょう.

【orz】私の場合,ここで本体前方部のフックが一箇所かけてしまいました.
    特に支障はなさそうですが.


DVDドライブ,HDドライブの取り外し
 メモリのソケットはマザーボード基板上にあり,上部にあるDVDドライブと
 HDドライブを取り外す必要があります.
 両者は一体になっており,それらはそのままで分離する必要はありません.

・上部対角にある基板(おそらく無線LAN用のアンテナ.下部にバネがある)のうち,
 大きい方(台形状)を外す.
  バネの両脇にある柱を内側に曲げ,フックを外すと,基板が取れる.
  小さい方はそのままでよい.

・最上部にDVDドライブがあり,それを載せている黒い樹脂製のカバーを外す.
  四隅が黒いネジで固定されているので,これらを外す.
   確認しやすいのは1個のみ 他は,溝の中だったりして確認しにくい
   一本だけネジが長いので場所を記憶しておく

・本体手前部に小さいコネクタ(線は二本)があるので,取り外す.
  赤外線センサにつながっているようです

・ドライブの入った黒い樹脂部分を後方に180度回転させる要領で外す.
  後方にフレキシブル・ケーブルがあるので,これをはずさないように回転させる
  後方部に小さい基板があり,マザーボードとコネクタで接続されているので,
  少し開けにくい

※ここまで進めば,これでメモリ・ボードが見える.


メイン・メモリの交換
 メイン・メモリは二段重ねの状態で装着されています.
 
・上部のメモリ・ボードの固定ラッチ(サイド2箇所)を外し,メモリ・ボードを
 斜めに持ち上げてから引き抜く.

・下部のメモリ・ボードも同様に取り除く.

・逆の手順でメモリを装着する
  ソケットに斜めに差し込んで(しっかりと)から水平になるように押す.
  ラッチがかかりカッチという音がする.


元に戻す

・以上の逆の手順で取り外した部品を戻す.
  DVDドライブ,HDドライブを元に戻す.
   マザー・ボードとの接合部に注意
  ネジで固定する.
  前方のコネクタを取り付ける.
  アンテナ基板を戻す.


動作テスト
 上部カバーを戻す前に,開けた状態で正常に動作するか確認します.

・起動したら,《このマックについて》をクリックし,メモリ容量を確認する.


上部カバーを戻す

・最後の上部カバーは上から均等に押さえることで簡単に装着できる.