MAC miniの開け方とメイン・メモリの交換
●MAC mini(Intel Core 2 Duo 2.0GHz(MB139J/A))はメイン・メモリのコネクタがマザーボード上にあり,上部カバーを開けただけでは交換できません.
●各所のホームページで紹介されている旧タイプのMAC miniとメモリの実装位置が異なります.
●そのため,メイン・メモリの交換は,結構大変です.自信のない人は避けた方が無難でしょう.
●もし,トライする場合は,自己責任でやってください(保障対象外になるのは常識ですね).
●なお,このページには写真はありません.もし,もう一度開けることがあったら撮影して掲載します
(もう,やりたくありませんが).
■用意する道具
・ターナー(フライ返し)
樹脂製のできるだけ薄いものを2個.幅は広い方がよい. ダイソーで入手可.
金属製は開けやすいらしいが,MAC miniにキズがつくので避けた方が無難.
・+ドライバー
小物ネジがあるので,先の細い軸の長いものを用意
先は磁化しているものがよい.
・小型ラジオ・ペンチやピンセット(ネジを拾ったり,つまむため)
■上部カバーの開け方
・MAC miniを仰向けに寝せる.
キズが付かないように柔らかい布を敷くとよい.
・ターナーを左右の隙間に入れる.
片方をターナーの角から入れる.
結構無理やりこじ入れる感じ
隙間はテレカ1枚がようやく入る程度
一方を入れ,隙間を作ったら,一度抜き取る.
もう一方も同様にこじ入れる.
最初の方にもう一度,ターナーをこじ入れる.
・ターナーを倒して上部カバーをこじ開ける(内部のフックを外すと取り除ける).
樹脂製のターナーはあまり深くまで挿入できない.
ターナーの厚さに依存するので,どの位差し込んだらよいかは
ケース・バイ・ケース
使用した物では,両方とも1cm位までしか入らなかった
片方のターナーを外側に倒す.
内部の爪が外れる.
もう一方も同様に行う.
上部カバーをゆすると取り外せる.
本体を落とさないように注意.
【参考】ここまでは,各所のホームページで写真付きで紹介されているので,
参考にするとよいでしょう.
【orz】私の場合,ここで本体前方部のフックが一箇所かけてしまいました.
特に支障はなさそうですが.
■DVDドライブ,HDドライブの取り外し
メモリのソケットはマザーボード基板上にあり,上部にあるDVDドライブと
HDドライブを取り外す必要があります.
両者は一体になっており,それらはそのままで分離する必要はありません.
・上部対角にある基板(おそらく無線LAN用のアンテナ.下部にバネがある)のうち,
大きい方(台形状)を外す.
バネの両脇にある柱を内側に曲げ,フックを外すと,基板が取れる.
小さい方はそのままでよい.
・最上部にDVDドライブがあり,それを載せている黒い樹脂製のカバーを外す.
四隅が黒いネジで固定されているので,これらを外す.
確認しやすいのは1個のみ 他は,溝の中だったりして確認しにくい
一本だけネジが長いので場所を記憶しておく
・本体手前部に小さいコネクタ(線は二本)があるので,取り外す.
赤外線センサにつながっているようです
・ドライブの入った黒い樹脂部分を後方に180度回転させる要領で外す.
後方にフレキシブル・ケーブルがあるので,これをはずさないように回転させる
後方部に小さい基板があり,マザーボードとコネクタで接続されているので,
少し開けにくい
※ここまで進めば,これでメモリ・ボードが見える.
■メイン・メモリの交換
メイン・メモリは二段重ねの状態で装着されています.
・上部のメモリ・ボードの固定ラッチ(サイド2箇所)を外し,メモリ・ボードを
斜めに持ち上げてから引き抜く.
・下部のメモリ・ボードも同様に取り除く.
・逆の手順でメモリを装着する
ソケットに斜めに差し込んで(しっかりと)から水平になるように押す.
ラッチがかかりカッチという音がする.
■元に戻す
・以上の逆の手順で取り外した部品を戻す.
DVDドライブ,HDドライブを元に戻す.
マザー・ボードとの接合部に注意
ネジで固定する.
前方のコネクタを取り付ける.
アンテナ基板を戻す.
■動作テスト
上部カバーを戻す前に,開けた状態で正常に動作するか確認します.
・起動したら,《このマックについて》をクリックし,メモリ容量を確認する.
■上部カバーを戻す
・最後の上部カバーは上から均等に押さえることで簡単に装着できる.